今回のセミナーは、ポリヴェーガル理論の解説セミナーではありません
しかし、ポリヴェーガル理論や身体性は話題にします.
今回の話題は、
支援者のための「からだとこころと社会の視点」です.
対人支援の場面では、必ずテーマになる「からだ・こころ・社会(組織)」.
我々支援者は、これからの時代で対人支援を行う際
この3つのテーマをどのように捉えていくべきでしょうか.
例えば医療の分野は、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科など
どんどん臓器別に専門分化しています.
その流れの一方で、総合診療科や統合医療といった
専門分化のデメリットを補おうとする動きもあります.
対人支援の分野でも専門分化の流れはあります.
なんと心理療法の数は400以上あると言われています.
そして対人支援の現場は、様々な専門職が集まって
ケース検討をしたりケア会議が行われたりしていると思います.
【体の専門家】、【心の専門家】、【社会(組織)の専門家】
それぞれの立場で大事にしている「対人支援の視点」を
出し合う話し合いは大切な営みでしょう.
しかし、この3つを俯瞰した視点
あるいは、この3つを繋げる視点も大切ではないでしょうか.
つまり、これからの時代に求められる対人支援職は
体だけ見る支援者
心だけ見る支援者
社会(組織)だけみる支援者
…ではなく
「からだとこころと社会(組織)を含めた視点」
「からだとこころと社会(組織)を繋げられる視点」
…そのような支援者ではないでしょうか.
企画者の吉里はそう思っているのです.
そこで今回そのような話題を広げるために
相応しい最高のゲストを招くことができました.
お一人目は『津田真人さん』です.
公認心理師(心)、精神保健福祉士(社会)、
そして、鍼灸あんまマッサージ指圧師(体)、
ソマティック・エクスペリエンシング® 認定プラクティショナー(心と体)などの
多数の資格を持ち、支援の現場でご活躍されています.
そしてみなさんご存知
心と体の架け橋を説明できる「ポリヴェーガル理論」を
わかりやすく解説するということでお馴染みです.
書籍に『「ポリヴェーガル理論」を読む -からだ・こころ・社会-』があります.
津田さんのテーマである
「からだ・こころ・社会」をまさに今回は
思う存分インタビューしようと思います.
そしてもう一人のゲストは『小笠原和葉さん』です.
ご自身の健康への問題意識をきっかけに
フィジカルとメンタルとの関係性に着目、研究を始め
ソマティック・エクスペリエンシング®認定プラクティショナー(心と体)
クラ二オセイクラル・プラクティショナー(CHA)アシスタント・チューター(心と体)
などの資格をお持ちであり
現在はボディワーカー(心と体)として活動する一方
意識やカラダを含んだその人の全体性を
ひとつのシステムとして捉え解決するメソッドを構築しています.
まさに「からだとこころの関係性」を研究&実践されている方です.
「プレゼンス・ブレイクスルー・メソッド®(PBM)」を完成させ
のべ約2000人が受講するほどの人気ぶり.
さらに近年は健康系コンサルティング企業における顧問や
研修会社社内勉強会・企業研修ファシリテーション等
個人や組織のあり方や可能性を模索する組織開発分野での活動も多いのです.
まさに「からだ・こころ・社会(組織)」の専門家に
相応しいのではないでしょうか.
企画者の吉里は津田セミナー&小笠原セミナーの
両方ともファンであります.
めちゃくちゃお話がおもしろいのですが
このお二人が対談した企画をぜひ早く聞きたかったのです!
そこで「もう私が企画しちゃえ!!!」と思いまして
お二人同時にアプローチした次第です😆
AIの台頭で人間の仕事がなくなるのではないか…
そんな噂も広がってきておりますが
AIと人間の違いはなんでしょう?
「人が人を癒すということ」はどういうことか?
「人と人とが出会い、生きた組織を作る」にはどうすればよいのか?
「人が人を支援する」というのはどういう営みなのか?
この過度な情報化社会
そして変化のスピードが早い社会において
忘れたくはない大事なことを皆さんでシェアしておきませんか?
ぜひ多くの「対人支援職」の皆さんのご参加を
お待ちしております♪